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要素記号について 2017/8/6更新

プロトコルに書かれている要素記号のごく簡単な説明です。
サイト主の知識がシングルに偏っているため、詳しくない部分(ペアとかアイスダンス…)については説明もそれなりです。ご了承下さい。
プロトコルや Communication を見るための基礎の基礎ということで、記号の説明のみです。

ISU が出している Technical Panel Handbook で必須要素やジャンプ回数制限などのルールが、Communication でハンドブックの補足、各要素の配点、レベルアップ要件などが確認できます。
Technical Panel Handbook や Communication は、日本スケート連盟による日本語版もあります。

ISU・日本スケート連盟、各公式サイトで最新の情報・内容はご確認下さい。
日本スケート連盟 Comm. 国内規程
ISU Single & Pair Skating HANDBOOKS & FAQ
ISU Ice Dance HANDBOOKS & FAQ
ISU Communications

各要素へのリンク
ジャンプ スピン ステップ ツイストリフト ペアリフト デススパイラル ダンスリフト シンクロナイズドツイズル パターンダンス スパイラル



【ジャンプ】Ex)3A,3F<<,3STh

TToeloop トウループ
SSalchow サルコウ
LoLoop ループ
FFlip フリップ
LzLutz ルッツ
AAxel アクセル
ThThrow Jump スロウジャンプ
<Under-rotated jump 回転不足 1/4以上1/2未満の回転不足 ►1
<<Downgraded jump ダウングレード 1/2以上の回転不足 ►1
!Not clear edge 明確ではない踏み切り ►2
eWrong edge 明らかに間違った踏み切り ►2
+SEQジャンプシークエンス 基礎点 0.8 倍
+COMBOコンビネーションジャンプとみなされたジャンプ。
+REP 1.3回転以上の同じ種類の単独ジャンプを跳んだ時の、2度目のジャンプ ►3
2.指定回数を超えたコンビネーションジャンプ ►4
 基礎点 0.7 倍

A,Lz,F,Lo,S,Tのジャンプの種類の記号の前の数字が回転数です。

►1 回転不足の表記
10-11 シーズンより回転不足の判定が細分化され、<(Under-rotated jump)、<<(Downgraded jump)の現行の表記となりました。
4T の回転不足を例にすると、03-04 から 05-06 までは現行の4T<<,4T<が3T、06-07 から 09-10 までは現行の4T<<,4T<が4T<と表記されているので注意が必要です。

►2 エッジエラーの表記
Lz と F はどちらも左足踏み切りのジャンプですが、Lz はアウトサイドエッジ、F はインサイドエッジでの踏み切りです。正しいエッジで跳んでいないと e (edge)と ! (attention)の表示が付き、e の時は減点されます。
Wrong edge の運用は、シーズンごとに変わっています。

07-08e のみで運用開始
08-09~09-10! が追加され、e と ! 併用。
10-11~13-14! 廃止され、e のみとなる。
14-15~! 復活。e と ! 併用。

►3 単独ジャンプに対する +REP 14-15 シーズンより運用開始
14-15 シーズンの pdfアイコンCommunication1884(日本語版)には、以下のようにあります。

『同じトリプルまたはクワドラプルが単独ジャンプとして2度行われた時は、2度目の実施要素に記号“+REP”が付けられる。』

これだけじゃ、何で +REP になると 0.7 掛けで基礎点下がるの?と疑問に思いますね。
フリースケーティングで、3回転以上の同回転数・同種のジャンプを跳べるのは2種類それぞれ2回まで、かつ1回目か2回目どちらか片方は(両方でも可)はコンビネーションかシークエンスにしなければならない…というジャンプの回数制限ルール(通称ザヤックルール)があります。
3回転以上の同回転数同種のジャンプを2回跳ぶ時、どちらかはコンビネーションかシークエンスにしなければならないところ、2回とも単独ジャンプになってしまった場合に、2回目のジャンプには +REP と表示し、減点しますということです。

例を出すと…
フリーの冒頭 3A+3T、3A …の構成予定だったとします。最初のコンビネーションで 3A に +3T を付けることが出来ませんでした。2回目の 3A をコンビネーションかシークエンスにすることが出来れば、ザヤックルールには抵触しませんが2回目の 3A も単独ジャンプになってしまった時、2回目の 3A は 3A+REP と表示されます。

13-14 までは、このような場合、3A+SEQ と表示されていました。ジャンプシークエンスなので、基礎点は 0.8 掛けになり、コンビネーションジャンプ1回としてカウントされていました。

►4 コンビネーションジャンプに対する +REP 16-17 シーズンより運用開始
FS ではコンビネーションジャンプは3回まで、そのうち3連続コンボは1回までというコンビネーションジャンプの回数制限があります。それを超えたコンボを跳んだ時に +REP が付き、余分なジャンプには * が付いて無価値( no value )となり、基礎点が0.7倍になります。



【スピン】Ex)FCSp3

USpUpright Spin アップライトスピン
LSpLayback Spin レイバックスピン
CSpCamel Spin キャメルスピン
SSpSit Spin シットスピン
CoSpCombination Spin コンビネーションスピン
V,V1,V2LESSER BASE ►5
FFlying フライング
CChange foot チェンジフット(足換え)
PPair ペア
ChSpChoreographic Spinning Movement ※アイスダンスのみ ►7
2p,3ptwo positions,three positions 2姿勢、3姿勢 ►9

アップライト、レイバック、キャメル、シットはスピンの姿勢で、スピンの形はこの4種類のみです。
コンビネーションスピンはシットからアップライトなどの姿勢変化があるスピンのことです。

フライング(F)やチェンジフット(C)の動作がつけば、各スピンの頭にFやCが付きます。

C から始まる表記にキャメル、コンビネーション、チェンジフットがあり、重なるとややこしいですね。
CSp はキャメルスピン、CoSp はコンビネーションスピンです。足換えがあった時、頭にチェンジフットの C が付き、それぞれ CCSp と CCoSp となります。

P はペアで二人で組んで回るスピンの時に、一番頭に付きます。ペアのサイドバイサイドのスピンの表記はシングルと同じです。

ビールマンスピン、ドーナツスピン、I 字スピン…その他いろいろがないと思う方がいるかもしれません。
ビールマン・ドーナツ・I 字などは難しい姿勢( difficult position )の名称で、スピンの姿勢ではないので要素の記号としてはありません。

►5 スピンの V 表記
V の表記は、シーズンによって表記の形式も違いますし、対象のスピン・要求内容・意味も違いますので、各シーズンの Communication を確認して下さい。
17-18 シーズンは、pdfアイコンCommunication2089 (日本語版)です。

►9 2p、3p
14-15 ~ 15-16 シーズンは、コンビネーションスピンが取っている姿勢の数で 2p 、3p と区別されていました。表記は CoSp2p、CoSp3p となります。
16-17 シーズンからは、2p・3p の表記はなくなりました。2姿勢のコンビネーションスピンは V がついて減点されます。
13-14 シーズン以前もポジション数による区別はなかったんですが、現行とは違って、ポジション数はレベルアップ要件(レベル2以上を取るには3ポジション必須)の一つでした。



【ステップ】Ex)StSq3,SlSt4,ChSq1 ※シングル・ペア

StSqStep Sequence
ChSqChoreographic Sequence ►7
SlStStraight line Step
CiStCircular Step
SeStSerpentine Step
ChStChoreographic Step ►7

12-13 シーズンより、シングルとペアのステップはすべて StSq となりました。



【ステップ】Ex)MiSt3,NtCiSt2 ※アイスダンス

MiStMidline Step Sequence in Hold
DiStDiagonal Step Sequence in Hold
CiStCircular Step Sequence in Hold
SeStSerpentine Step Sequence in Hold
NtMiStNot Touching Midline Step Sequence
NtCiStNot Touching Circular Step Sequence

ミッドラインステップは、リンクの長辺をまっすぐに進んでいくステップ、 ダイアゴナルステップはリンクを対角線上に進んでいくステップです。

in Hold は手を組んで(ホールドして)のステップ、Not Touching は組まず(ホールドせず)に行うステップ。



【ツイストリフト】Ex)3Tw2,2LzTw3

TwTwist lift
LzTwLutz Twist lift
FTwFlip Twist lift
TTwToeloop Twist lift
ATwAxel Twist lift

頭の数字が回転数、最後の数字がレベルです。Lz,F,T,A はジャンプと同じで、リフトに入る前跳び上がる時の踏み切りです。
ツイストは表記が変遷してまして、新採点開始当初は踏み切りを区別せずすべて Tw 表記、途中踏み切りを区別(LzTw,FTw,TTw,ATw)するようになり、現行では再び踏み切りの区別がなくなり Tw 表記になっています。



【ペアリフト】Ex)3Li3,5TLi2

1LiGroup1
2LiGroup2
3Li Group3
4LiGroup4
5TLiGroup5 Toe Lasso
5SLiGroup5 Step in Lasso
5ALiGroup5 Axel Lasso
5BLiGroup5 Backward Lasso
5RLiGroup5 Reverse Lasso

ペアのリフトは、支える場所の違いなどで 1~5 のグループに分かれています。頭の数字はグループの表示です。
Group1=脇で支える、Group2=腰で支える、Group3=お尻で支える、Group4=手と手で支える、Group5=回転しながら持ち上げ、手と手で支える…こんな感じです。
Group5 は入り方により更に細分化されています。



【デススパイラル】Ex)FiDs3,BoDs4

FiDsForward inside Death spiral
BiDsBackward inside Death spiral
FoDsForward outside Death spiral
BoDsBackward outside Death spiral
PiFPivot Figure

フォーワード、バックワード、インサイド、アウトサイドは女性のエッジのことです。



【ダンスリフト】Ex)SlLi3,SeLi2

StaLiStationary Lift
SlLiStraight Line Lift
CuLiCurve Lift
RoLiRotational Lift
SeLiSerpentine Lift
RRoLiReverse Rotational Lift
ChLiChoreographic Dance Lift ►7
>Lift too long 時間オーバーしたリフト ※16-17 より

ショートリフト(6秒以内)とロングリフト(12秒以内)があり、ロングリフトは SlLi3+SeLi2 などと表記されます。
16-17 シーズンからは、> が付いて、どのリフトが時間オーバーのディダクションの対象か分かるようになりました。15-16 以前も時間オーバーにディダクションは付いてたのですけど、プロトコル上は、どのリフトか区別付かなかったんですよ。



【シンクロナイズドツイズル】Ex)STw4

STwSynchronized Twizzles
ChTw Choreographic Twizzling Movement ►7


【パターンダンス】Ex)1MB4+kpYYY, 1BL2+kpNYN

FOFourteenstep フォーティーンステップ
FTFoxtrot フォックストロット
RFRocker Foxtrot ロッカー・フォックストロット
EWEuropean Waltz ヨーロピアン・ワルツ
AWAmerican Waltz アメリカン・ワルツ
WWWestminster Waltz ウェストミンスター・ワルツ
VWViennese Waltz ヴィニーズ・ワルツ
OWAustrian Waltz オーストリアン・ワルツ
SWStarlight Waltz スターライト・ワルツ
RWRavensburger Waltz ラベンスバーガー・ワルツ
GWGolden Waltz ゴールデン・ワルツ
KIKilian キリアン
YPYankee Polka ヤンキー・ポルカ
QSQuickstep クイックステップ
FSFinnstep フィンステップ
PDPaso Doble パソ・ドブレ
RHRhumba ルンバ
CCCha Cha Congelado チャ・チャ・コンゲラード
SSSilver Samba シルバー・サンバ
TATango タンゴ
ATArgentine Tango アルゼンチン・タンゴ
TRTango Romantica タンゴ・ロマンチカ
BLBlues ブルース
MBMidnight Blues ミッドナイト・ブルース
+kpkeypoint ►6
YYes ►6
NNo ►6
TTiming ►6

09-10 シーズンまで、アイスダンスはコンパルソリーダンス(CD/Compulsory Dance)、オリジナルダンス(OD/Original Dance)、フリーダンス(FD/Free Dance)の3つの合計得点で順位を競っていました。
現在のショートダンス(SD/Short Dance)は、CD と OD の2つが合わさったダンスで、SD の中のパターンダンス(PD/Pattern Dance)は、CD の一部分です。

毎年、Communication で CD のどの部分をパターンダンスとして滑るか指定されます。その指定されたパート(セクション)を表すのが課題名の略号の頭についてる数字で、課題名の略号の後ろの数字はレベルです。

►6 keypoint、Yes、No、Timing
パターンダンスには、3つの特徴を持った keypoint と呼ばれるチェックポイントがあり、1つ特徴をクリアするごとにレベルが上がります。(キーポイントの箇所や求められている内容は Communication に説明があります。)

Yes は特徴をクリアした、No は特徴がクリアできなかった、Timing は特徴はクリアしたがリズムが合わなかったという意味です。
Y が3つ揃うとレベル4、Y 2つ でレベル3、Y 1つでレベル2、Y が0でレベル1になります。

1BL2+kpNYN を説明すると、1はセクションを表す数字、BL は課題名の Blues、2はレベル、+kpNYN はキーポイントの3つの特徴のうち、1つ目と3つ目はクリアできなかったけど、2つ目はクリアできたということになります。



【スパイラル】Ex)SpSq2

SpSqSpiral Sequence
SpStSpiral Step
ChSpChoreographic Spiral ►7

現行では、スパイラルは必須要素ではなくなったので、プロトコル上でスパイラルを見ることはありません。
ChSp は Sp がスピンの表記と重複していますが、シングルとペアのスピンにはChoreographic Spin(ChSp)はありませんし、アイスダンスには Choreographic Spinning Movement(ChSp)がありますが、スパイラルがないので、混同しないように。



【レベル】B,1~4

BBasic
1Level1
2Level2
3Level3
4Level4

スピン、ステップ、スパイラル、リフト、ツイストリフト、デススパイラルにはレベル判定があります。要素の一番後ろの数字がレベルで、Basic→1→2→3→4 の順で難易度が高くなります。
シーズンによって、レベル 1~3 までだったり、Bがなかったりします。

►7 (注) Ch (Choreographic) が付く要素( ChSq,ChSp など)は、基礎点が一律固定でレベル判定がなく、GOE での評価のみとなります。プロトコル上で ChSq1, ChSp1 などと表記されていますが、これらの 1 はレベル1 ではなく、要素として認められたという意味の 1 です。1 がない場合は要素として認められなかった(基礎点0)という意味になります。



【その他】

*ルールによって no value (無価値)となった要素
xプログラムの後半に実施し、基礎点 1.1 倍となった要素。 ►8

►8 xについて
x の運用は、シーズンによって変遷があります。 以前は SP では x の適用がなかったのが 12-13 より適用開始されたり、ペア FS でジャンプ・リフトで適用されていたものが、14-15 から適用されなくなったりしています。



※アイスダンスのパーシャルステップは、ただいま勉強中…

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